遺産の分割

遺産の分割 ~誰がどれだけの割合で相続するのか~

相続人が決まっても、それぞれの相続人の遺産取得分が決まらないと相続ができません。

民法では、相続人の間の公平を図るためそれぞれの相続人に認められる遺産の取得割合が定められており、これを法定相続分といいます。

例えば、「子及び配偶者が相続人であるときは、子の相続分及び配偶者の相続分は、各2分の1とする」となっています。しかし、民法で定められているのは割合のみであり、実際にどの財産をどの相続人が相続するのかを話し合いで決める必要があります。これを遺産分割協議といいます。

民法の法定相続分についてはテレビ番組やマスコミなどでもしばしば取り上げられているので、ご存知の方の方も大勢いらっしゃるのですが、「法定相続分で相続しなければいけない」と勘違いされている方が意外と多いようです。

しかし、相続人全員が参加して有効な遺産分割協議が行われれば、法定相続分を無視して、自由な割合で相続することも可能です。たとえば、子がいても配偶者が100%相続しても構わないのです。

また、遺言がある場合は、遺言書に書かれた被相続人の意思によって相続分が決定されますが、これを指定相続といいます。この指定相続分は法定相続分に優先します。

なぜなら、遺言は故人の最終意思であるため、法律の規定よりも、故人の意思が尊重されるのです。

< 例)相続人が配偶者と子供の場合 >